関数電卓のおすすめ3選!初めての関数電卓の選び方を徹底解説!【文系・理系共用】
大学の講義が始まって教授から唐突に言われる一言
「この講義では関数電卓が必要になるので買っておいてください」
ん?関数電卓とは何ぞや?
僕も実際、大学の講義で言われるまでその存在すら知りませんでした。
そして訳も分からず教授に言われるがままAmazonでテキトーに選んで買ってしまいました。
しかし!!
実は、関数電卓の選び方次第でテストの成績が変わってきます。
大げさではありません。本当なんです。
実際に大学の授業などで関数電卓を使い始めて3年目、様々なことに気付きました。
この記事では実際に使ってみてわかったことを経験談として踏まえながら、
そんな関数電卓の正体を解説し、テストなどで本当に使えるオススメの関数電卓について紹介していきたいと思います。
ぜひこの記事をご覧になった上であなたに合ったベストな選択が出来れば幸いです。
そもそも関数電卓ってなに?普通の電卓との違いは?
さて、まずは関数電卓の正体から解き明かしていきましょう。
関数電卓にしかできないこと、それはざっくりと以下の2点です。
-
指数・対数・三角関数・ネイピア数などの高度な数量を用いた計算
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統計計算・表計算・行列計算などの学問に応じた特殊な計算
ほう、なんかすごそう…
実際に画像付きでどんな計算が出来るか見てみましょう!
あんな計算までできる?
先ほどの説明の通り、関数電卓は指数・三角関数などの高度な数量を用いた計算をすることが出来ます。
例えば、
たとえばこんな計算。
高校数学から登場した三角関数やネイピア数などの数値が複雑に入り混じった計算式です。
今までこうした数値は文字のまま表せば何の問題もありませんでした。大学の多くの数学の授業もそれで問題ないことが多いです。
しかし、理系の講義や研究過程はもちろん、文系でも経済学部や経営学部などの一部の学域ではこうした高度な数量を、文字を含まない実数で扱うことがあります。
具体的にはコレ!という数値を知りたいときですね。
ですから普通の電卓では機能が足りず、関数電卓が必要ということになります。
大学のテストで役に立つ?
高度な数量を用いて計算できることは非常に便利ですよね。
ですが実際、大学の試験ではどのように役に立つのでしょうか。
大学の試験で実際に使う機能は統計計算・表計算・行列計算などの特殊な計算の場合が多いです。
関数電卓には様々な機能があり、ここでは紹介しきれないので、統計計算を例にとって紹介していきたいと思います。
以下の標本データの平均値、分散、標準偏差を求めよ
56 57 54 60 45 67 55
実際はここまで単純な問題はテストでは出ないでしょうが、難しい統計の問題でも平均値、分散、標準偏差などの統計量は求める機会が多いかと思います。
なんだよこれくらいの計算なら普通の電卓で出来るじゃん!
こう思うかもしれませんが、関数電卓を使うと本当に楽なんです。
では実際にやってみましょう。
まず標本データをポチポチと打ち込みます。
標本データを打ち込んだら計算エディタボタンをポチっと押すと…
ドヤァ( ・´-・`)
はい、一瞬でたくさんの統計量が一気に計算されて表示されます。
今回の例では標本数が6つと少なかったですが、標本数が増えれば増えるほど普通の電卓では計算が面倒臭いことになってしまいますから、これは非常に高機能で便利ですよね。
コスパvs.スペック 関数電卓に求めるもの
関数電卓がいかに便利なものなのか、理解してもらえたでしょうか。
では関数電卓のモデル(≒価格差)によってどんな差があるのか、解説していこうと思います。
実は上記で述べてきたような機能については値段に関係なくほとんど標準搭載されています。
値段の高いモデルにしか搭載されていないような機能も確かに存在しますが、大学の講義で扱うようなレベルの問題では役に立つ機会はほとんどないでしょう。
え、じゃあ安いのでいいじゃん。
そう感じたかもしれませんが、そう決めつけて安いモデルを買って後悔している友人が僕の周りにはたくさんいます…
何が違うのか。
それはズバリ、計算エディタ画面の見やすさ(数学自然表示かどうか)と、日本語表記に対応しているかどうかです。
これを見てみてください
//画像
同じ計算を2つの関数電卓で計算エディタに打ち込んでみました。
左側は直感的で見やすいものになっていますが、右側は何が何だかさっぱりわかりません。
もちろんこれには決まった表記の方法があるので、覚えてしまえば良いじゃないか、という意見があるのもわかります。
ですがこれが試験中、問題を目の前にして手っ取り早く計算を終わらせたいと焦る中、独特な表記に合わせて計算式を打ち込む作業は本当にテンパります(笑)
それからこちら、
//画像
2つの別のモデルで統計計算に切り替える際の画面を比較してみましょう。
右側は日本語表記で「統計計算」とはっきり書かれていて直感的です。
一方、右側はあらかじめ覚えておかないと、これから何の計算が出来るのかがわかりません。
関数電卓のテストへの持ち込みはOKでも、電卓の説明書は文字が書いてあるからテストへの持ち込み禁止というケースも多いですから、もしこのような独特な表記が何を表しているのか忘れてしまった場合、関数電卓を使いこなせずにテストが悲惨な結果で終わってしまうのは言うまでもありませんね。
僕の友人たちはそうした関数電卓の操作方法につまずいて痛い目にあってしまったんです…。
つまりまとめると、安いモデルを買っても機能面には困らないが、直感的な操作性は高いモデルに劣ってしまうため、テストで上手く使いこなせないことがある。
これを、「いやいや大げさでしょ…」と思い込んで安いモデルを買って、あとから後悔している人が僕の周りにたくさんいます。
「高いモデル」とは言ってもたかが2千円程度の差です。少なくとも大学在学中4年間は使い続けるものですから、やはりいいものを最初に買っておくことをおすすめします。
スペック重視の関数電卓
それではいよいよおすすめ関数電卓の紹介に移ります。
まずは先ほど解説した通り、買ってから絶対に後悔しない数字自然表示・日本語表記に対応した高スペック関数電卓のご紹介です。
CASIOの名機「fx-JP900」
fxシリーズは数あるCASIOの関数電卓の中でも唯一、日本語表記機能が搭載されているシリーズになります。
そして何を隠そう、こちらが普段僕が愛用しているモデルです。
CASIOの関数電卓の中でも名機として名をはせ、fxシリーズの中でも最上級のモデルとなっていて、その使い勝手と機能面の充実度はさすがの一言です。
CASIO名機の廉価モデル「fx-JP500」
Amazonで探す Yahoo!ショッピングで探す 楽天市場で探す
こちらもCASIOのfxシリーズの関数電卓ですが、最上級のモデルよりもやや機能に制限がある分、価格は1500円ほど抑えられています。
fx-JP900と同様、数学自然表記・日本語表示に対応しているので使い勝手は良いモデルになります。
コスパ重視の関数電卓
さて、お次はとにかく安く済ませたい!という方のためにコスパ重視の価格が安いモデルをご紹介します。
まさかの1000円台!CASIO「fx-375ES」
こちらは価格が安いモデルとなっていて人気のあるモデルで、僕の周りの友人もこのモデルを持っている人が多いです。
手軽な値段は魅力的ですが、数学自然表記・日本語表示には対応していないので、テストなどに持ち込む際は関数電卓の独特な数式表記をあらかじめ覚えて使いこなせるようにしておかなければなりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まとめると関数電卓は、
● 統計計算・表計算・行列計算などの学問に応じた特殊な計算
が出来る便利な計算機器です。
関数電卓にはここでは説明しきれないほど様々な機能があります。
その中でも大学生が購入する際、気を付けなければならないのは、計算エディタの見やすさ(数学自然表示)と日本語表示が出来るかでしたね。が出来る便利な計算機器です。
関数電卓にはここでは説明しきれないほど様々な機能があります。
それを踏まえて理系大学生である僕が使いやすいと感じた最強のオススメ関数電卓はやはりカシオのfx-JP900というモデルです。
皆さんもぜひ自分に合った最強の関数電卓を見つけてみてくださいね。